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習慣性流産~5th stage~4
☆まだあきらめたくない☆
「今回もダメだと思います」・・・悪夢のような宣告を受けて、一晩泣きまくって翌日からはちょっとだけ気分が復活。
本当にまったく望みがないのかどうか、ネットで調べてみました。
「胎嚢の形」「崩れる」「いびつ」先生に言われたいろんなキーワードで検索。
体験者談から産婦人科サイトまでくまなく見てまわり、確かに「胎嚢の形が崩れている=流産につながるような場合が多い」と書かれてあるのが多かったけど、体験者談の中にはエコー画像とともに「最初はこんなに胎嚢が崩れていて流産するかもって言われていたけどその後無事丸い胎嚢になりました!」と書かれてあるのもあったりして、「まだあきらめるのは早い」と望みを捨てずに気をしっかり持つことにしました。
その一方で、最終宣告に向けて覚悟を決めたり・・・。
上司に妊娠したけどまたダメになりそうで・・と報告して、もし掻爬となった場合のために休みを1週間もらっておきました。
次回診察日は、12月25日、クリスマス。
ねぇ、サンタさん。
子供の頃はずっとクリスマスのプレゼントなんてほとんど無縁だったし、大人になってからだって彼氏に贅沢なプレゼントをねだるなんて事はなかったよ。
結婚してからはまたもう何年もプレゼントもらってないし。
今だって、欲しいものなんて何もない。
これからも、何もいらないから。
だからお願い。
せめて大切なものを私から奪っていかないで・・・。

☆サンタのバカ。☆
運命の日、12月25日。
ほんのちょっとの可能性に賭けつつ覚悟も決めて、病院へ。
最初に前回の尿検査の結果から報告。
流産だと減ってるはずのhCGの値が、増えてるとの事でした。
ただ、正常妊娠ではありえないくらい値が高いらしく「たまにあるんですけど、検査薬が不良品だった事も考えられるし、もしかして胞状奇胎かも・・・」と、一瞬喜んだ直後にまた不安になるような事を言われてしまいました。
「なんとか育ってくれてるといいんだけどねー。ちょっと診てみましょう」と、内診台へ。
クリスマスに流産宣告なんてありえないありえない・・・と必死の祈りもサンタさんには届かず、胎嚢は成長しているどころかほぼ消滅しそうな感じで完全に崩れきっていたのでした。
「このまま妊娠を継続させることは不可能なので、明日処置しましょう」と、最終宣告。
そしてさらに追い打ち・・・。
「さっきも言ったけど、hCGの値が高すぎるので胞状奇胎の疑いがあります。掻爬して検査してみないとはっきりしたことは言えないし、エコーで診た感じでは違うっぽいから単なる検査薬の不良だとは思うんだけどね~」
ここにきて胞状奇胎だったらサイアク・・・。
胞状奇胎とは:受精卵が何らかの原因で異常に細胞分裂を繰り返して増殖し、ツブツブのようなものが子宮内に充満します。完全に病巣を取り除けるまで何度か掻爬を繰り返したり場合によっては抗ガン剤を使っての治療になることも。治療期間が長くなるうえ次回妊娠可能になるまで最低半年~1年は必要。

☆手術☆
翌26日、朝8時半に病院へ。
前回の処置の時、麻酔から目覚めてすぐにトイレに行きたくなり、フラフラした状態で歩き回るハメになって辛かったので、今回は前日の夕飯後から水すら飲まず絶飲食でした。
また、麻酔から目覚めてすぐに喉の渇きがひどく、フラフラした状態で水を飲みに行ったりジュースを買いに行ったりするハメになってこれまた辛かったので、どうしても辛いときに飲むためにペットボトルのスポーツドリンクも持っていきました。
思えばこれが大失敗だった・・・。
大部屋が空いてなかったらしく、今回は個室に入院。
「お金高く請求されるのかなー、やだなー」と思ってたけど、後に個室で感謝する事に。
前回と同じスケジュールで前処置、処置と進んでいきました。
手術の時に麻酔で完璧に眠れるようにと思って、待ち時間は寝ないようにテレビをずっと見てました。
でもいざ手術となったら、麻酔ほとんど効かず・・・。
意識は朦朧としてるんだけど、先生の声とか器具のカチャカチャとかしっかり聞こえるし痛いし(5年前の時のような叫ぶほどの激痛ではなかったけど)で、ずっと「痛い~痛い~」とうめいていたと思います。
終わってストレッチャーに乗せられたのも運ばれてるのもしっかりわかったし、せっかく寝ないでがんばってたのに無意味でした。
病室に着いてから、ベッドでやっと少し眠りました。
そして2時間後麻酔から覚めてから、前回以上に苦痛で悪夢のような時間を過ごすハメになるのでした・・・。
by kaokaopon | 2004-10-29 23:24 | プレマタ
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KAOと旦那と3匹の猫のたわむれの日々。家に引きこもってるのでネタがありません。最近猫日記となりつつあります(笑)。
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